日本サッカー界の天才小野伸二の逸話とスーパープレーを集めた動画をご紹介

日本のサッカー界が誇る天才といえば、多くの人が口をそろえて答えるのが小野伸二選手です。小野選手の華麗なプレーを見れば、誰もが彼を天才だと認めざるをえないと言われています。今回は、繊細なボールタッチで右に出るものはいないとされる、日本サッカー界の天才小野伸二選手の逸話と華やかなプレーの数々を記録した動画についてご紹介します。

小学校の頃から天才と言われていた

幼いころから天才と称されてきた小野伸二選手は、静岡県沼津市出身の現役プロサッカー選手です。6人兄弟の母子家庭で育った小野選手は、サッカー少年でしたが、家計に余裕がなかったため、サッカーチームなどに所属することなく一人練習に励んでいたといいます。昔からフィジカルの強さが小野選手の持ち味で、その姿を見たスポーツ少年団の監督から「お金はいらないから入部して欲しいと」勧誘されるほど才能が抜きん出ていました。 また小野選手が通っていた沼津市立今沢中学校には、もともとサッカー部がありませんでしたが、小野選手の存在によってサッカー部が作られてしまったという逸話もあるほどです。小学校の頃から天才サッカー少年と呼ばれていた小野選手は、13歳になるとU-16の日本代表選手に選出されます。そして、翌年には第6回U-16アジアユース選手権で優勝してしまうほどの逸材へと成長をとげます。 さらに高校は静岡の名門清水商業高校に進学し、その名が全国に知れ渡る存在になっていきました。しかし意外にも、小野選手は全国高校サッカー選手権に出場経験がないのだそうです。小野選手が清水商業時代にプレーしている姿をとらえた動画「【天才の原点】小野伸二U18プレー集1994-1998」という動画がありますが、その動画の中で小野選手は一人だけ格の違うプレーを約2分間繰り広げています。 誰もが天才と認める小野選手は、清水商業時代に何とJリーグ13クラブからスカウトされ、高校卒業後は浦和レッズに入団しています。

ワールドカップへの出場を最年少で果たす

小野伸二選手は浦和レッズ入団後、若干18歳ながらもフランスワールドカップに日本代表メンバーとして招集されます。将来の日本のサッカー界を背負う存在として多くの人から期待される希望の星でもありました。わずか10代で日本代表に選ばれること自体なかなか無いことですから、それだけ小野選手の才能が突出していたということです。当時18歳でワールドカップに出場した小野選手は、日本代表選手の中で最年少という記録を保持していたという逸話もあります。 そんな小野伸二選手と同世代の1979年生まれの選手には、稲本潤一選手、高原直泰選手、小笠原満男選手、本山雅志選手、遠藤保仁選手といった日本サッカー界の歴史で名プレイヤーと呼ばれる選手がたくさんいます。小野選手はまさに名プレイヤーを輩出した黄金世代の代表格であり、長きにわたって日本代表の中核を担ってきた選手として必要不可欠な存在でもありました。 18歳でワールドカップ出場を果たした天才と言われる小野伸二選手の原点は、中学三年生で挑んだU16アジア選手権から高校時代までのプレーのなかに垣間見ることができます。10代で頭角を現す小野選手の華麗なプレーは、今見ても惹きつけられる魅力があります。

ヨーロッパのトップ選手が認める天才

浦和レッズでプレーしたあと、小野伸二選手はオランダの名門フェイエノールトに移籍します。移籍したフェイエノールトでも、その天才ぶりを遺憾なく発揮し、その活躍はヨーロッパのトップ選手たちが舌を巻くほどだったと言われています。小野選手は、日本のみならずサッカーの本場であるヨーロッパでも卓越したスキルを発揮するポテンシャルを秘めている選手だったのです。当時のオランダリーグはドイツのブンデスリーグよりもレベルが高いと評価されていました。 そのなかでもフェイエノールトは、世界各国の代表選手がひしめくまさに名門中の名門クラブです。小野選手はそんな名門クラブでも引けを取らないプレーで、移籍当初からレギュラーとしてチームを統率していました。そして、チャンピオンズリーグへの出場やUEFAカップへの出場など、輝かしい功績を残しています。 フェイエノールトで活躍する小野選手の姿をとらえた動画『【小野伸二】アジアNo.1と言わしめたプレー集』では、小野選手のフェイエノールト時代のスーパープレーを見ることができます。オランダ代表のスナイデル選手は「これまで対戦したなかでも、最もタフな相手の一人。彼が日本人だからとか、あなたを喜ばせようとして言っているんじゃないんだ」と小野選手を評価しています。 小野選手は、Jリーグでの活躍や海外クラブでのプレーを経てコンサドーレ札幌に移籍し、現在はJ2のFC琉球で現役選手としてプレーを続けています。過去に左靭帯断裂という大けがを経験したにも関わらず、困難を乗り越えて現在も活躍する小野選手は、フィジカル・技術・メンタル共に素晴らしい選手です。

卓越したボールさばきは群を抜いている

小野伸二選手は、誰もが認める天才と言われています。それは、小野選手のプレーを見ているとサッカーファンの多くが思わず「うまい」と引き込まれてしまうからです。特に、その卓越したボールさばきは絶品と言われ、足先でボールを扱う際の柔らかさは群を抜いています。繊細で美しいタッチでボールを自由自在に操るその姿に、誰もが魅了されてしまうのでしょう。 小野選手のプレーは非常に想像力に溢れ、一瞬で相手を翻弄するワンタッチやダイレクトプレーは、試合をコントロールする上で欠かせないと言われています。 そして巧みなボールさばきは、日本のみならずヨーロッパのサッカーファンも虜にすると言われる美しさです。現地のサッカーファンだけでなく、小野選手と共にプレーした選手たちは彼の技術に驚愕したと言います。 例えば、オランダ代表のエースストライカーとして活躍したファン・ペルシ選手は、「オランダ代表に小野選手以上にうまい選手はいなかった」と話しています。また、オランダ代表の10番を背負っていたスナイデル選手は、「一番うまいと思った選手は誰か?」という質問に対し「小野伸二」と即答したほどです。 さらに、日本代表で一緒にプレーした中村俊輔選手も「(小野伸二選手は)史上もっともうまい選手」と語るなど、共にプレーした選手が口をそろえて小野選手のボールさばきは群を抜いていると評価しています。

味方が受け取りやすいベルベットパスが有名

小野伸二選手はボールタッチの柔らかさで有名ですが、最大の武器は受け手に優しいベルベットパスと言われています。中田英寿選手のパスと比較すると、中田選手のパスは通称キラーパスと呼ばれる鋭いスルーパスですが、小野選手のベルベットパスはバッグススピンがかけられており、味方が受け取りやすいパスとして有名です。 小野選手がオランダのフェイエノールトで活躍していた際、ベルベットのような優しい肌触りのパスという意味を込めてベルベットパスと名付けられたという逸話があるほどですから、別名エンジェルパスとかシルキータッチといった名称で呼ばれる理由もわかりますね。 小野選手の両足から繰り出される正確なパスは、長短関係なく味方の足元にピッタリ届くと多くの選手が認めています。フェイエノールト時代の思わず惚れ惚れしてしまうようなトラップにリフティング、類まれなボールコントロールで見る人を魅了するスーパープレーの数々は『天才・小野伸二だから可能な超スーパーゴールTop10』という動画で見ることができます。

小野伸二選手はやっぱり天才だった

今回は、日本サッカー界史上天才と言われる小野伸二選手についてご紹介しました。日本のみならずヨーロッパでも評価が高い小野選手のプレーは、何度見ても「うまい」とつい唸ってしまうものばかりです。かつて日本代表選手として活躍したラモス瑠偉氏は「日本で天才がいるとするなら、一人だけ。それは小野伸二。」と語っています。このラモス氏の言葉からも、小野選手がいかに素晴らしい選手であったか伝わってきますね。

引用元:https://tatatakatan.hatenablog.com/entry/ono/evaluation

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする