Gitの準備git init
Git はターミナルで操作するんじゃ。
まず Git を使う準備として、git init を実行する必要がある。
ターミナルに出てくる「$」は入力する必要ないぞ。
共有の準備としてはまず共有したいファイルを選択する必要がある。
ファイルを選択するには、
git add ファイル名 を使うぞ
git commitgit commitコミットメッセージコミット
選択したファイルを記録するには、
git commit -m “メッセージ”を実行するんじゃ。
このように記録することをコミットというので、覚えておくといいぞ。
そのメッセージはなんでもいいんですか?
いや、そのコミットがどのような内容かがわかるようなメッセージにするべきじゃ。
ちなみに、このメッセージのことをコミットメッセージと呼ぶぞ。
$ git commit -m “Create index.html”
リモートを登録しようgit remote add
リモートにアップロードするにはそのリモートの URL を登録する必要があるぞ。
今回用意したリモートの URL はこれじゃ。
https://prog-8.com/mysite.git
リモートを登録する際には名前を付ける必要があり、一般的には「origin」とすることが多いのだ。
具体的には右の図のように、 git remote add リモート名 URL とすることで登録できるぞ。
■ ターミナルに以下のコマンドを入力し実行してください
git remote add origin https://prog-8.com/mysite.git
リモートにファイルをアップロードするプッシュgit push
それではさっそくリモートにファイルをアップロードしてみよう!
git push origin masterとすることで、先ほど登録したリモートにアップロードすることができるぞ。
このアップロードをプッシュと言うので覚えておくと良いぞ。
■ ターミナルに以下のコマンドを入力し実行してください
$ git push origin master
リモートのファイルをダウンロードするgit pullプル
プッシュできました!
ではわんこがプッシュしてくれたファイルをわしのパソコンでダウンロードするとしよう。
git pull origin masterとすることで、リモートからファイルをダウンロードすることができる。
このダウンロードのことをプルというので
こちらも覚えておくと良いぞ。
$ git pull origin master
■ ひつじ仙人のターミナルに以下のコマンドを入力し実行してください
git add stylesheet.css
git commit -m “Create stylesheet.css”
git push origin master
■ にんじゃわんこのターミナルに以下のコマンドを入力し実行してください
git pull origin master
Gitで大事なこと
共同開発では自分が行った変更を把握して、その変更の中で相手に共有すべき部分を選択できるようになることが大事じゃ。
なるほど。
確かにまだ完成してないコードまで共有してしまったら相手に迷惑をかけてしまいますもんね。
その通りじゃ。
ここから、その「把握」と「選択」の方法を学んでいくぞ。
変更したファイルを把握しようgit status
まずは自分がどのファイルを変更したか把握することが大切じゃ。
git status
を用いることで、自分が変更したファイルのファイル名を表示することができるぞ。
なるほど、これでファイル数が多くなってきてもどのファイルに変更があったかが一目瞭然ですね!
■ ターミナルに以下のコマンドを入力し実行してください
git status
変更内容を把握しようgit diff
確かに「git status」は便利ですね。
変更内容までは見れないのですか?
良い質問じゃな!
変更内容を把握するためには、
git diff
というコマンドが用意されておるぞ。
右の図のように、追加された部分が緑色で表示されるのだ。
git diffの見方
さらに、コードを変更した部分では、右の図のように変更前のコードが赤色、変更後のコードが緑色で表示されるぞ。
なるほど。
これでどんな変更が相手に共有されるのか把握することができますね。
そうじゃな。
変更内容を確認して、その内容でよければ安心して「git add」するとよいぞ。
■ ターミナルに以下のコマンドを入力し実行してください
git diff
git add index.html
addしたファイルを確認しようgit status
あれ、僕ってさっき、index.html だけ add したんでしたっけ?
どのファイルを add したのか忘れちゃいました・・・。
そんな時は、前に使った
git status
を使うことで、どのファイルを add していて、どのファイルがまだ add されていないかを確認することができるぞ。
「git status」を実行すると右の図のように、add されたファイルが緑色、まだ add されていないファイルが赤色で表示されるのだ。
コミットメッセージ
■ ターミナルに以下のコマンドを入力し実行してください
git commit -m “Change subtitle color”
git push origin master
git loggit log
さっき人にもわかりやすいようにコミットメッセージを書くって言ってましたけど、そもそも他の人のコミットメッセージって見れるんですか?
良い質問じゃな。
git log
というコマンドを使うと、自分や他人のコミットを確認することができるぞ。
git log -pgit log -p
git log
ではコミットメッセージだけでなく、変更内容は見れないのですか?
変更内容が見たければ、
git log -p
を使うと良いぞ。
表示内容が多い時は右の図のように特殊な表示モードになるぞ。
上下キーを使うと表示範囲を変えられて、Qキーを押すことで終了できるぞ。
■ ターミナルに以下のコマンドを入力し実行してください
git pull origin master
git log -p